同居から解放された嫁のぶつぶつ日記

認知姑&自閉娘&四匹の猫との非凡な毎日をつづる備忘録

 

耐え難きを耐え 

仏夫はもともと口が重い
が、あの事故以来
こんなに夫婦で話すのは初めてじゃなかろうか
というくらい現在は会話をしている

今、つくづく感じることがある

一目見ただけでその人の好さ
温厚さが顔に表れている仏夫
その為か弱い人間だと他人に軽くみられることもあっただろう
嫁の私でさえ
そんな気楽な夫を軽んじるというか
そういうところあるなと・・・

でも一見そんなふうに見えてはいても
本当はこの人は強いのでは?
そう思わせるくらい
淡々と自分の運命というか
そういうのを受け入れているような気がしている

もし私が仏夫の立場だったら
事故の二日目には既にウツ状態だったろうし
死にたいだの何だの喚いて
周囲を困らせていた事だろう

でも、仏夫は全然変わりなし
弱音を吐くこともなく
リハビリも前向きに取り組んでいる

ただ、あまりにも淡々としているので
却って溜めこんでいるのでは
と心配になり

「たまには わぁぁ~と叫びたくなることもあるよね?
そんな時は私にあたっていいんだよ」
と言う私に

「こんなに良くして貰っているのに
そんなことは出来ない」


・・・まさに、これこそ仏夫だ

土日に娘たちが来たら
帰りには

「来てくれてありがとう」

娘に礼を言うなんて・・・バカ?

同居で義父母の介護
下の娘は自閉症

結婚以来、いろんな大波小波があったけど
それを何とか乗り越えられたのは
ひとえに嫁が偉かった
もとい、"仏夫"と言う耐え忍ぶダンナのお陰だったのだと
今、つくづくしている

えっと、惚気?
そう惚気です

結婚前にこうなる運命だと分かっていても
仏夫、あんたと結婚しとるよ
尊敬しとっけんねっ
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category: クローン仏夫

分かっていない 

あの事故から明日で一ヶ月
もう、というよりもまだ一ヶ月かぁ~
と感じるくらい
(それが良い事か、悪いことかは分からないが)
仏夫の不在、毎日の病院通いにも
すっかり慣れてしまった

ただ仏夫も私も
今日より明日と前向きな気持ちになっているのは確か

そんな中、やっとというか
今頃かい?てな具合に
仏夫の兄弟妹たちが見舞いに来るようになった

まず最初に来たのが
意外なことに、あの強面バカたれ次兄(笑)
もっとも私と入れ違いに帰ったそうで(避けた?)
あっちもだろうが私も苦手だから
会わなくてホッとしてた
それにしても仮にも義理の姉だろうが
なんで次兄嫁は一緒に来んのじゃいっ

翌日に来たのが義妹夫婦
私は義理の立場だから
その薄情さに怒りまくっているが
仏夫にしてみれば実の兄弟、妹

特にこの義妹はただ一人の女兄弟ということもあり
何かと話しかけ励ましてくれるし
仏夫も(当たり前だが)
いち早く見舞いに来た私の兄弟よりも
リラックスして嬉しそうな顔をする

私としても義母の介護時の諸々もあり
普段は彼女に対して良い思いは抱いていなかったが
夫婦とも休みをとり
高速使っても往復7時間かかる距離を来てくれ
3時間近くも見舞ってくれたのには
素直に感謝したいと思った

・・・・・が

退院するまでに
玄関前や玄関を入ったところの段差を解消するために
工事をしようと思う
と言った私に

「そうね、その方がお母さんが帰った時も便利だし」

はぁ

あんた
それが出来ると思ってるんかい?(ぷるぷる)

ダメだ、こいつぁ やっぱり
なぁんも分かっとらん
やっぱ好かん

category: 小姑

もしもの時 

義母の施設から、部屋を変えたとの電話がある
今までの四人部屋から二人部屋に移したとの事

あんな身体になったので
もう直には義母と対面出来ないかもしれない
そう思い、病院に行く前に施設に寄り
仏夫に見せるべく義母の動画を撮った

胸から下が麻痺
腕は上がっても、手先がマヒ
首はまだ動かせない
そんな状態の仏夫を見慣れたせいか

手、動くじゃん
首も自由だし
歩けないだけで足も動くしぃ

ちーちゃんが殊の外、元気に見える

今回は長女と一緒に面会したのだが
きっと彼女の頭では
なんで男(仏夫)は居ない?とか思わないんだろうなぁ
それはそれで幸せなのかもしれない

ただ、こうなってしまうと
彼女の先々の問題もある


今まで私たちに任せっぱなしだった
冷たい義兄弟たちへの腹いせもあるが
現実問題として
義母がもしものとき、もう私たちでは面倒はみきれない
手術時に義妹には
「(義母が)いつどんなことになっても
仏夫は到底無理だし、私は介護で手いっぱいになると思う
だからその時どうするかは兄弟で話し合って欲しい」


申し渡しておいた

「じゃー、その時は家族葬にしよう」
と、義妹

家族葬・・・・・でも全員集まるのはうちだろうし
結局うちでやるってこと?


category: 認知な姑

義兄弟たち 

仏夫の事故以来
遠方の姉ふたりや
口下手で滅多な事には連絡を寄越さない弟からも
励ましの電話が来る

特に実家の心配症の兄は
三日置きに経過やら
私に対して
「しっかりしろ!!」の発破をかけてくれる

実の兄弟とはホントに有難いものである

反して、仏夫の兄弟ときたら・・・・

一般の骨折と違って
深刻なものだったので義兄弟たちに連絡を入れた

その折、日程は決まっていなかったが
背骨の手術がある事を伝えたところ
あの強面次兄が手術には立ち会うという 

その事を次兄と義絶状態の義妹に伝えたところ
「断れ」と一言

私もただでさえ不安な手術中に
次兄と義妹、義弟の不穏な空気にまでは
とても気を遣えないししたくもない

どうしたものかと気をもんでいたが
次兄からそれ以来連絡もないし
予定日も訊いてこなかったので
手術当日は娘と義妹、義弟で立ち会い
無事終わった

ただ、結果は報せねばなと
次兄に電話したところ
次兄嫁が

何で報せなかった
娘たちだけで立ち会ったのか
心細かったろう

など訊いてきたので
私も言わなきゃいいのに
「いや、義妹と義弟が・・・」

それ以来、面会はおろか
経過も全然訊いてこない

ふつーさ、本当に立ち会う気持ちがあるのなら
自分から訊いてこない?
嫁はさ、仏夫の事故で気が動転して
そういう余裕はないかもって考えない?

ま、別に済んだ事だからいいんだけどね

それにしても義妹除いては
仏夫の兄弟誰一人、あれから何の連絡もなし

あんたら、散々親の面倒みさせた仏夫が
こんなになったのに心配じゃないんかい?

category: 小姑

一寸先は闇 

次の日、幸いなことに意識はハッキリ戻っていた

本人の話によると

側溝に架けてある橋を渡ろうとして
一瞬意識をなくし
気付いたら宙を飛んでいたのだという

時間にしたら0.何秒の意識消滅で
偶々そこが側溝の傍だったという運の悪さ

ほんの何10cmかの差で道路だったら・・・・

たらればは禁句かもしれないが
悔しくて仕方が無い

きっと持病のクローン病のせいで
あの時貧血を起こしたのかもしれない

あれから私は仏夫の車を運転しては
この車も仏夫はもう二度と運転できないのか
と涙
趣味の家庭菜園の大根や白菜、花々を見ては
涙、涙。
仏夫のこれからを想い、泣いてばかりいた

自分はこれからずっと車椅子生活かと
それなりに覚悟はしているようだが

実は医師からは車椅子も難しいと告げられている
100パーセントではないが
ハードルはものすごく高い・・・らしい

でも、私は希望を持っている
いつかは車椅子でどこでも連れて行くんだと




首の骨折もあり、天井ばかり見ている仏夫
胸中にどんな思いを持っているだろう

それでありながら
最初に出た言葉が
「収入がなくなるなぁ~」
「会社にも迷惑掛けたなぁ~」
「もうすぐフェチ子の誕生日なのに祝ってやれない」
「これから世話をかけるよな」

他者を思いやる言葉ばかり

あんたはバカか!!

現在は私もだいぶ落ち着いてきたが
これから先の仏夫の絶望を考えると
どうやって受け止めてやれるのか
胸が苦しくてたまらない

そんな中でも唯一良かったのは
義母が何にも分からなくなっている事
息子のこの事故を知ったら
悲嘆にくれたことだろうし
自分が死んだように騒いだに違いない

ちーちゃんの介護が終わって一年半
いずれは
どちらかが介護したりされたりする日も来るのだろうが
それはずっと先、十年も二十年も先の話だと思っていた

人生は「一寸先は闇」
身を持って今思い知らされている

category: クローン仏夫

仏夫が・・・・・ 

あの日はいつも通りの朝で
フェチ子を最寄りの駅に送り
そのまま出勤した仏夫

しかしその夜
いつも通りには帰ってこなかった

定時にキチンキチンと帰宅していた仏夫
六時過ぎても帰ってこない

何処かに寄ってきてるのかなぁ
それとも珍しく残業?

六時半までは余裕で待っていたのだが
それを過ぎると俄かに不安な気持ちになってきた

七時、電話が鳴る

多分事務員さんだろう
仏夫の会社名を告げる女性の声を聞いただけで

やっぱりそうなのか・・・
顔が青くなった

仕事が終わり、駐車場に向かっていた時
フッと意識を無くして会社の傍にある側溝に落ち
救急車で運ばれた

とのこと

側溝と言っても高さが三メートル程あり
意識がもうろうとして手足の感覚もない
との話には落ちつけ落ち着けとパ二くる自分を
宥めるので精一杯

隣の県の病院に運ばれたから
すぐに奥さんも行ってくださいと言われたが
生憎、全然知らないところで
パニくっている頭で、しかも夜
運転の自信はなかったが傍に長女を乗せて
三十分

やっとこさ病院に着いても
検査検査でなかなか本人には会えない

日付が変わる頃
ようやく医師の説明があった

首、鎖骨、肋骨骨折
ここまではまだ良かったのだが
深刻なのが胸骨の脊髄損傷

胸から下が全く感覚がない
完全マヒの状態なのだという

それでも仏夫が生きていてくれた
どんな姿でも生きていてくれた

それだけで嬉しかった
・・・・・でも・・・・

category: クローン仏夫

四季の花時計

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